Ars Electronica 2014レポート
Ars Electronica2014に行ってきたのでそのレポートを描きます。
オーストリアのリンツで開催されている、メディアアートの祭典です。
オーストリアには友人が住んでいたこともあり、過去に3回ほど行ったことがあるけれどもリンツに行くのは去年に引き続き2回目。
街の至る所にメディアアート作品が展示されていて、日本でいうアニメの町おこし的な感じがします。
興味深かった展示を5点ほど挙げてみます。
1. Inside Out
プラスチックでできた歯車の機械を壁に投射した作品。影がとてもかっこ良かった。
Jaehyuck Bae, Inside Out - YouTube
2. Balance From Within
ソファを片足だけで立たせてる作品。最初何だこれって思ったけれど、片足だけで立つよう制御されていてとても驚いた。よく見るとバランスをとるように揺れていることがわかる。
3. PARA-SONIC 3.0
地元の中学か高校のような場所も展示会場の一部になっていたけれど、その屋上で展示されていた作品。重低音とプロジェクションがとてもかっこ良かった。大分奥の方に展示されていたため、見に来る人は少なめ?な気がした。
4. 5 robots named Paul
この作品はコンピュータが絵描きになってポートレートを描く作品だった。人間のようにカメラで対象人物を見た後、自分のキャンバスを見るようにカメラが動き絵を描くという動きがとても面白かった。僕が学生の時に所属していた研究室では、コンピュータ画家に関する研究もされていたけど、その延長線だと感じた。
この人の顔はこんな感じ。
この展示がされている場所は実は教会。そこも会場にしちゃう辺りも面白かった。
5. BOX / Bot & Dolly
Ars行く前にTwitter上で話題に上がっていたので、凄いなぁと思っていたけどやっぱり凄かった。
適当に5つほど紹介しましたが、もっと紹介したい作品がたくさんありました。日本人もたくさん来ていて日本のメディアアート業界も人気絶頂だなぁと感じました。
街中ではこんな感じでショッピングモール内に展示もされていて注意深くしていないと見逃してしまう作品も…
夜は広場っぽいところでDJしていたりとなかなか面白いフェスです。是非来年も行きたいところ。